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『サブプライム後のマネー経済入門』 藤田勉著 

『サブプライム後のマネー経済入門』 藤田勉著

★★★★☆

東京丸善の「金融危機」コーナーがどんどん拡大しています。ブル相場の時は、株式投資コーナーが設けられ活況になるのとは正反対の現象。そろそろ、底が近いか、底にいると思いたいですね。

そんな金融危機関連本が氾濫する中、「2010年チァンスに乗り遅れるな」という帯が目をひく異色?の一冊です。「バブル」と「危機」の黄金法則 というサブタイトルも躍っている通り、次のバブルが2010年頃来る!というストーリーの本です。

ブラックマンデー、プラザ合意 ⇒ 日本の資産バブル
アジア危機、ロシア危機、LTCM破綻 ⇒ ITバブル

など、危機の後に次のバブルありという論調で、サブプライム問題の後、2010年をピークに、資源国、新興国にバブルが発生するという内容です。いき過ぎた金融緩和の末にバブルが発生という視点については、他でも検証されているので今さら感はありますが、日本の高度成長期からITバブル崩壊に至るまでが整理されて記述されており、歴史を振り返るという意味では価値があると思います。

しかし、次のバブルが資源国、新興国で発生するという点についてはあまり根拠がない感じ。

そもそも、「適度に資源エネルギー価格が上昇する」、あるいは「早期の金融引き締めが起きない範囲で資源エネルギー価格が上昇する」ことが、バブル発生のシナリオの条件となっており、原油相場が崩壊した今となっては、すでにこのシナリオは崩壊してしまっているのかもしれません。。

9月初に発行された本なのですが、著書の中で語っていた「ブラックマンデーに比べれば、サブプライムの暴落もたいしたことない」的な記述も、その後の9-10月にかけての大暴落で覆されてしまっていますし、原油も暴落したりで、本当に1ヶ月単位で大きく状況が変わる中を生きているんだと実感します。

とはいえ、米国のみならず、欧州、英国、豪州などなど、世界各国が金融緩和に向けて動き出している中、じゃぶじゃぶとなった資金は、いずれどこかに向かうわけで、それがどこなのか、次のバブルの発生先をじっくりと探っていかないといけないですね。

危機の後のチャンスをモノにしたいものです。




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